コンテンツへスキップ

ご挨拶

着物は日本の伝統衣装。千年以上培われてきた技術が作る日本文化の結晶です。そこには、見た目の美しさだけでなく、人を思いやり物を大切に扱う日本人の 心が宿っています。日本人向けの着付けや着物教室の他、この素晴らしい文化をアメリカ人の方々とも分かち合いたいと考え、文化交流としての“着物ショー”や 学校での着付けデモンストレーション、ワークショップ、また着物での記念撮影なども行っております。様々なプログラムを通して、より多くの方々に気軽に 着物を体験し、親しんでいただければ幸いです。

菊池 恵美(日本和装教育協会 師範・指導者)

1989年よりニューヨーク在住。日本で地唄舞の葛タカ女氏に師事したことから着物に親しむ。長沼静きもの学院にて師範免状、指導者資格を取得。アメリカでの準一級までの免状の交付資格を得る。 現在は着物の着付けとアメリカ人向けの日本語や書道の教授を行っており、2006-07年度にはニューヨーク市内の公立小学校で 課外プログラムの講師として日本文化と書道を担当。2013年からは日本語講師として大学で教鞭をとり、イベント参加などを通して学生たちに日本文化に触れる機会を作っている。

日本での舞台俳優としての経験を生かし、ニューヨークでは和装での舞台やフィルム出演をはじめ、俳優、ナレーターとしても活動。「拘束のドローイング9」(2005米) では、舞踊家の伊藤さちよ氏と共に主演のビョーク氏とマシュー・バーニー氏の 婚礼衣装の着付け師役で出演。

1994-95年に、ブルックリン植物園の「桜祭り」にてJapanese Cultural Exchange主催の着物ショーの司会、1996-97年は 司会に加え企画構成に参加。2007年10月と2013年にクイーンズ フラッシング図書館の「Japanese Cultural Festival」にて、 着物ファッションショーを制作。2013年6月にはジャパンブロックフェアのステージで、音楽に合わせた浴衣の着方デモンストレーションショーを制作、出演。2014年ブルックリンボタニックガーデン桜祭りの着物ショー(Japan Performing Arts 制作)の制作に参加、出演。10月にはメトロポリタン美術館ステージにて帯結びのデモンストレーションショーを制作、出演。同12月、メトロポリタン美術館内の日本ギャラリーにて “Gallery Talk” に出演、着物のデモンストレーションを行う。MET Obi-tying demonstration video (from 34 min.)

2015年2月にグランドセントラル駅で開催された“Japan Week 2015” での和装婚礼衣装のステージ着付けデモンストレーションに出演し、小物の由来や意味などを説明しながら3組のカップルに着付けを行う。同8月にはWakuWaku+NYCにて着物ショーを制作、大学生の出演者たちと共にポップカルチャーと伝統の融合を試みる。2016年2月、「優雅な所作」をテーマにフラッシング図書館での三度目の着物ショーを制作する。同9月、アトランタでの“Japan Fest” で、日本領事館主催の着物ショーを共同制作。2017年5月にはクイーンズ美術館での“Ai and Sensui Calligraphy & Kyoto Culture” にて着物デモとレクチャーを行なう。
同11月、Japan Performing Arts, Inc.制作の“Age of Enchantment” に出演。

2020年1月、The New Schoolの100周年イベントの一環として、着物のレクチャー・デモンストレーション・ワークショップを行う。(https://www.instagram.com/p/B7Evyq0lEB0/) パンデミック中の2020年10月、Kaede Kimonoプロデュースのオンラインイベント、“Floating Beauty” Ukiyo-e exhibition at Bruce Museum に出演、江戸時代の帯結びのデモンストレーションを披露する。(https://vimeo.com/showcase/7867227/video/471191802)

パンデミック後は、Japan Performing Arts, Inc.主催の数々のパブリックイベントにて着物の着付けデモンストレーションを行う。また、2022年、2023年のジャパン・パレードでは、NY京都倶楽部の着物グループのパフォーマンスの企画・演出を担当する。2023年秋の企画も多数。